青島西海岸新区進出のメリット

青島西海岸新区に進出するメリット

一、経済実力

2018年の地域総生産額は3517億元で、9.8％増加し、19つの国家級新区の中で上海の浦东新区、天津の濱海新区に次ぎ、第三位となる。公共財政予算収入が262.7億元で、7.8％増加している。固定資産投資額10％増加している。実行ベース外資導入額は19億米ドルに達し、11％増加している。

二、地域的優位性

新区は日本、韓国と海を隔てて向かい合い、内陸へと広がり、南北を連結し、太平洋に面している立地条件を有している。青島膠州湾の西海岸に位置し、青島の三大中心市街地の一つであり、青島市の経済・社会発展をリードしている。

三、交通優位性

１．港

青島港は世界第七の港で、国際海運の中心であり、世界の180余りの国と地域の700以上の港に通じている。2017年の青島港の貨物取扱量は5.1億トンを突破し、コンテナ取扱量は1830万TEUに達している。

２．空港

青島流亭国際空港には現在航路が187本余りあり、そのうち国内航路が157本、国際及び地域間航路が30本余りある。サンフランシスコ、ロサンゼルス、バンクーバー、ロンドン、フランクフルト、モスクワ、シドニー、メルボルン、東京、福岡、名古屋、ソウル、釜山、シンガポール、バンコク、シェムリアップ、香港、マカオ、台北などの都市に直行できる。2019年に開通予定の青島膠東国際空港は、地域ハブ空港であり日本韓国への玄関口でもある。

３．道路

G15瀋陽－海口高速、G20青島－銀川高速、G22青島－蘭州高速、G204国道、G308国道など中国主要の高速道路が新区を通っている。

４．鉄道

ハブステーションとして済南－青島鉄道、青島－連雲港鉄道、青島－威海鉄道が全国の鉄道網とつながっている。

５．地下鉄とライトレール

青島市には地下鉄とライトレールが18路線通っており、全長807キロに及ぶ。そのうち、新区を通る地下鉄とライトレールが5路線ある。

６．膠州湾海底トンネル

青島東海岸と西海岸の市街地を繋ぎ、全長7.8キロである。車で10分で青島市内へ行くことができる。

７．膠州湾海上大橋

青島の膠州湾に架かり、青島の東・西・北海岸の三つの市街地を繋いでいる。全長35.4キロで、西岸から東岸へ30分で行くことができる。

四、産業優位性

１．六つの基幹産業

新区は中国の重要な先進製造業拠点と海洋新興産業集積地であり、自動車製造・家電電子製品・石油化学工業・船舶海洋工学・機械設備・海運物流といった六つの千億級産業クラスターを形成している。

２．六つの特色ある産業

特色農業、港貿易産業、ヨット・クルーズ産業、軍民融合産業、映画・テレビ産業、グリー食品加工産業

３．十大新興産業

生命健康産業、ブルー金融産業、科学技術サービス産業、ゼネラル・アビエーション産業、省エネ・エコ産業、次世代情報技術産業、観光リゾート産業、文化創意産業、海洋新材料産業、海洋生物医薬産業

五、人材的優位性

新区は国の承認を得て外国知力導入模範区、知的財産権模範園区と山東省人材改革試験区になっている。科学技術のレベルが高く、豊富な人材資源に恵まれ、産業労働者養成システムが完備し、研究機関、高等教育機関及び職業技術学校が集まり、完全な人材誘致及び育成・備蓄システムが確立している。「桐の木」人材誘致プロジェクトを実施し、新区でイノベーション・起業できるように国内外の人材を誘致し、人材の集積地となっている。

区内の研究機関200軒（国家級22軒）で、大学20カ校、在学生30万人で、職業技術学校87校、在校生13.4万人で、年間養成している専門技術者は6.8万人

六、グローバルな対外開放の優位性

青島は中国で最も早く対外開放した都市で、海上シルクロードの重要なスタートラインで、ヨーロッパとアジアの陸上交通の橋頭堡でもある。そして、内陸へと広がり、南北を連結し、太平洋に面している立地条件を有している。

新区には各種の企業が3万社余りあり、そのうち外商投資企業が1500社余り、世界トップ500企業が新区で投資して設立したプロジェクトが200以上に上る。

七、整ったビジネスライフサポート環境

新区は自然資源に恵まれ、ビジネス付帯施設が整っており、教育・医療システムが完備され、金融・法律サービスシステムも整備され、住みやすく、ビジネスに適したグローバルな生活環境が整っている。